technology技術・製造工程・設備
確かな技術力と
最新機器
弊社では金属線を細く加工する「伸線」と、丸い線をつぶして平角形状にする「圧延」の2つの加工をメインとしており、電熱線・抵抗線製造だけでなく、各種ステンレス、各種ニッケル合金、各種銅合金他、様々な金属の加工を行っております。
高性能、高効率の機械を多数取り揃え、高い技術を持つ作業者が、一つ一つの製品に魂を込めて、数キロの小ロットから、トン単位の大ロット迄、製造いたします。
また最新鋭の検査機器を取り揃え、万全のサポート体制を築いております。
01 伸線工程
ダイスと呼ばれる穴の開いた冶具により、素材となる金属線を少しずつ細く引き伸ばし、お客様のご指定寸法まで加工いたします。
線の直径、抵抗値がほぼ決まる、重要な工程です。
弊社では、熟練の技と最新機器による寸法・抵抗値管理により、お客様のご希望サイズ、抵抗値に仕上げております。
ダイス修理
自社ダイス修理工程を備え、標準サイズ以外の寸法をご希望されるお客様に対しても、迅速な対応が可能です。
02 圧延工程
上下にセットされたローラーにより、丸い線を押しつぶすことで、丸い線を平角形状の帯に加工いたします。
帯の寸法、抵抗値がほぼ決まる重要な工程です。
弊社では、匠の技でお客様ご希望の抵抗値、寸法に仕上げております。
1台に上下ローラーセットを1組~4組備えた圧延機を多数取り揃え、ほとんどの帯製品が、1回の工程でご希望サイズまで加工可能となっており、短納期、低コスト化を実現しております。
03 焼鈍工程
伸線、圧延加工により硬くなった(加工硬化した)金属を、適切な温度で焼鈍(熱処理)することにより、金属内部のひずみを取り除き、本来の柔らかさを取り戻す工程です。
弊社では金属ごとに異なる最適処理温度を厳密に管理しながら、純水素を使用した光輝焼鈍(Bright Annealing、BA)を行っております。
04 巻替工程
製品に緩みなく、均一な巻き状態になるよう、細心の注意を払いながら、巻き上げております。
熱処理が済んだ製品を、お客様のご指定ボビン・スプール、ご指定巻き量へ巻替える工程です。
05 検査工程
すべての製品を、1つずつ、全数検査いたしております。
弊社オリジナルシステムにより、お客様の仕様を満たすことを確認し、ラベル印字、データ管理が行われます。
検査機器
引張試験機、寿命試験機、デジタルマイクロスコープ、高精度寸法測定器(LEDマイクロメーター)、ビッカース試験機等
その他必要に応じて走査型電子顕微鏡(SEM)による表面観察、成分分析、金属組織粒度測定、X線検査など必要に応じて様々な検査が可能です。